2005年11月28日(月)
セキネの肉まん [きょうのできごと]
そこは、まるで宝石店のようなたたずまいのお店だった。
駅から5分ほど歩いた裏通りに似合わない、
石造りの品のよい立派な建物に、ピカピカのウィンドウ。
そんなに客は来ないだろうに…と思うような場所なのに、
小奇麗にしたおばちゃんとおじさんがちょこんとまっすぐに立っている。
看板には、「肉まん・シューマイ セキネ」と書いてあった。
どうやらここが、浅草の有名な中華まん屋さん「セキネ」の赤羽店らしかった。
店の前を通り過ぎるふりをしてまた戻り、
店に入る。
予想通りに静かな店で、静かに肉まんとあんまんを買う。
1個200円ほどのまんじゅうは4つ買うと、
丁寧に包まれた箱に入って渡された。
家に帰って、包みを解くと、ぎゅむぎゅむと窮屈そうに、
まんじゅうが姿を見せる。
温めて食べると、
じゅわーっと肉汁が口中に広がるとっても美味しい肉まんだった。
まるで肉団子のように丸くなったお肉と
たまねぎのシンプルな肉まん。
あんまんは、中華料理の最後に出てくるゴマ団子のような
ゴマの香りが香ばしい。
赤羽に住んでもう何年だろう。
あのお店はあれで成り立っているのかな?とか、
なんであんな不思議な雰囲気なんだろう?とか、
おじちゃんおばちゃんは疲れないのかな?とか、
謎なことがいっぱいだけど、
小さくてもちょっとうれしい発見だった。
Posted by コバシ at 23時22分
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