きょうのできごと

見ること、感じること、思うこと。ふつうの毎日を毎日書く、ただ書く。メモを兼ねた日々の雑記帳。

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コバシ

1999年、フリーペーパー ジャメヴュモンドを創刊。
以来、6年間に渡り、不定期ながらフリーペーパーを発行。

とにかく紙が好き、モノ作りが好き。
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2005年11月29日(火)

空中庭園 [こんな本読んでみた]

やっと、というか、ついに角田光代の小説を読み終えた。
そう、この間見に行った映画の原作だ。


長編小説はひさびさだけど、すーっと読み進められたのは、
各章ごとに家族の違う人間の視点で書かれているから。
1つの円いテーブルを囲う家族が、
同じ流れる時間軸に沿って話のバトンを渡していくイメージ。
妻(母親)の視点で描かれている映画と大きく違うところた。
老若男女、それぞれの視点で描いていくという、ものすごい難しいことをやるこの人ってすごいなぁと思う。


それぞれの章では、家族各々の内面が細かくさばさばと描かれていて、
話が進むにつれて「隠し事はしない」という家族のルールの破滅が明るみになっていく。
というより、むしろ知らないことが多すぎるくらいに。

郊外のニュータウン、現代家族の虚像、学校をサボる子どもたち、不倫にいそしむ親…
たぶん、これらをすべて「現代社会の抱える苦悩」とか適当な言葉でまとめるのは簡単だと思う。
でも、きっと、根本的に社会も家族も人も、
目に見えなくて得体の知れない不安定なもの―それは信頼であったり、の前提があって成り立っているものだよね。
それが人間だし、人間が作るものなんだと思う。
人間のよわさ、もろさも詰まっている作品だった。

でも決して、気持ちの悪さ、不快感を抱くことになったりしない、
少し清清しいくらいの心地よい小説だった。、
4人全員の全部の話がつい読みたくなる。
でも、残りの部分を想像して楽しんでいる自分もいる。

空中庭園

空中庭園


Posted by コバシ at 23時17分

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