きょうのできごと

見ること、感じること、思うこと。ふつうの毎日を毎日書く、ただ書く。メモを兼ねた日々の雑記帳。

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コバシ

1999年、フリーペーパー ジャメヴュモンドを創刊。
以来、6年間に渡り、不定期ながらフリーペーパーを発行。

とにかく紙が好き、モノ作りが好き。
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2006年10月25日(水)

夜のピクニック [映画の時間]

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

本屋大賞を受賞したという小説の映画版「夜のピクニック」を観に行く。

涙そうそうと同日から公開開始ということもあって、
少し地味な存在ではあったけど、
個人的には、この3ヶ月ほど前に観た「ゴーヤーちゃんぷるー」の多部未華子が主演ということもあって、気になっていた。

全校生徒で80キロをただひたすら歩く名物イベントを舞台に、
甲田貴子と西脇融の2人の微妙な関係を描く。
微妙と書いたのは、実は2人は異母兄弟だから。
でもそのことを隠しながらもお互いを意識せざるをえない二人を、周囲は恋愛関係にあると勘違い。
高校最後の歩行祭が2人の関係を変える最後のチャンスか…
というのが大まかなストーリー。

緑広がる田園風景の中を、真っ白いジャージを着た高校生たちが歩く姿はすがすがしくさわやかで、
青春の王道な感じは逆に新鮮でもあってよかったと思う。
しかも、生徒たちのだれた感じ、イヤイヤ感といった当事者の空気感もうまく描いていた。

でもなんといっても、主演の多部未華子がよかった。
一見無表情で、無愛想でもあり、ずば抜けた演技力というのではないとは思うのだけど、
独特のけだるい雰囲気から時折見せるイキイキとした表情の微妙な変化がとてもいい(ゴーヤーちゃんぷるーでもそうだった)。
彼女の力が、映画のクオリティを一気に高めることに相当貢献していたんじゃないかなと思う。

逆に残念だったのは、途中途中の節々に入っていたCGやアニメを使ったギャグ。
これがたらと派手で、映画の雰囲気をぶち壊しにし、
感情移入させるストーリーの流れを分断しているように感じた。。
監督的には淡々とした歩行シーンの合間に眠くならないように(飽きさせないように)アクセント的にいれたのかもしれないが、正直いってやや目障りだった。

そんなマイナスな面はあったものの、
基本的には僕が好きな人間臭い青春映画がベースであり、
描き出される世界も美しく、
多部未華子の演技もすばらしかったので、
全体としてはなかなかよかったと思う。

あわてて駆け込んで見終わった後の夜の渋谷で、
なぜかほっとしたのはこの映画のおかげだろう。

Posted by コバシ at 07時53分

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