2006年04月27日(木)
大学生(記憶) [きょうのできごと]
朝、地下鉄に乗ろうとして高田馬場駅に行くと、
ホームが人であふれていた。
見るからに大学生な雰囲気の人たちが、
ホームの端に大勢たむろっている。
今日は雨が降っているからだろう。
いつもは地下鉄に乗らない人たちが群をなしている。
おかげでかなり歩きにくい。
「まったく、近頃の若者は……」というのはこういうことなんだろう。
数年前の自分を一瞬、もう棚にあげている自分がいる。
時間は記憶を薄れさせていく。
自分のことも他人のことも少しずつ忘れていき、
都合のよいことを都合よく残していく。
でも僕は、自分を含めた多くの人がいい加減なことも知っている。
「僕らが若い頃はね」なんて嘘を数十年後につかない正直な大人にはなりたいなあと思う。
Posted by コバシ at 16時05分 パーマリンク
2006年04月26日(水)
さくら [こんな本読んでみた]
「なんとか桜が散り終わる前に…」なんて思いながら読み始めた
西加奈子の「さくら」をやっと読み終えた。
結局桜が散ってしまった後にはなったけど、
まあ何とか四月中には収まったのでよし、としよう。
そのタイトルと美しい装丁が気になって手に取ったその本は、
とても初々しく、美しい小説だった。
ストーリーは、
飼い犬サクラと大学生の僕、父さん、母さん、妹のミキ。あるちっぽけな家族に起こったひとつの奇蹟が、ある美しいひとつの曲を、強く、やさしく立ち上げる。
という感じ(amazonより)。
どこまでも綺麗で、美しい世界が広がっている。
何不自由ないしあわせな家族が転落していくストーリーの中でも、
喜びも、悲みも、怒りも、すべての感情が美しいという言葉に収斂されていく。
だからいつもどこか、ビー球みたいなガラスの中の世界をのぞいているような感覚のままであって、
おもしろい小説だとは思うのだけど、
僕には少ししっくりこなかった。
家族愛や思春期の難しい心情を描き、
社会の複雑でややこしい問題を投げかける。
そこにある言葉は、いつもシンプルで分かりやすいのだけど、
表現の言い回しがややくどすぎるのかもしれない。
リアルなようでどこか雲をつかむような展開に、
少し疲れてしまった。
たぶん、少女マンガを読むように、
一気に勢いよく読み進めればよかったのかもしれない。
ちょっぴり残念。
Posted by コバシ at 14時22分 パーマリンク
2006年04月25日(火)
MUJI or 無印 [きょうのできごと]
いつのころからだろう。
無印良品へのイメージが変わったのは。
僕が10代、中学生くらいのころに持っていた無印のイメージは、今とはちょっと違っていた。
その頃は、無印といえばファミリーマートで売っている安い商品という感じで、
同級生などは「無印”で”いいじゃん」と言い合っていた気がする。
でも近頃の無印には安いという印象はなく、
シンプルで無駄がなく機能的だが少し遊び(隙)があり、使いやすいものになった。
実際、ペンケース、名刺入れ、フォトアルバム、そのほか文房具多数……僕の身の回りには無印のものも多い。
MUJIになってから?
いやいや、もっと前からだろう。
それより自分の考え方やモノの見方が少し変わったのもしれないな。
そんなことを思いながら、通りかかった有楽町の無印でごはんを食べる。
豆カレー、春野菜のサラダ、玄米のご飯をチョイス。
ちょっとだけ場違いな居心地の悪さを感じながらも、ゆっくりと食べるご飯は美味しい。
Posted by コバシ at 00時28分 パーマリンク
2006年04月24日(月)
いつもと違う帰り道に [きょうのできごと]
山手線が止まってしまい、都内は大変だったらしい。
僕は帰り際にそのニュースを知り、まあたぶん大丈夫だろうと思いながら、いつもとは違う地下鉄に乗って帰る。
地下鉄はあまり好きではないと前に書いたのだけど、今日は読みかけの本も鞄に詰め込んでいるので大丈夫。
集中して本を読み、少し家から遠い地下鉄の駅へ着く。
帰り道、今夜は何を作ろうかなと思いながら、夕飯の材料を調達。
少し遅かったから、さくっとパスタを茹で、ほうれん草とベーコンのクリームパスタを作ることに。
最後に友だちが置いていったパルメザンチーズをおろしてふりかけたらできあがり。
ちょっとこってりしたパスタにはハイネケンがよく合う。
Posted by コバシ at 23時00分 パーマリンク
2006年04月23日(日)
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