2007年02月09日(金)
Salyuの音楽 [きょうのできごと]
タワレコで、Salyuの新しいアルバム「TERMINAL」を買う。
去年、映画「リリィシュシュのすべて」との思いがけない再開の後に衝動的に欲した、
リリィの音楽の続きが聴きたかったんだと思う。
でも、Salyuとリリィはやっぱり違うアーティストなわけで。
リリィは頭を殴られたような感じ、
Salyuは胸を引き裂かれた感じ。
それぐらいの違いがある。
Salyuはポップ、でも陰のある明るい曲が多い。
MY LITTLE LOVER+リリィ+一青窈の要素がちりばめられているような。
歌い方もだいぶ違って、淡々と歌うリリィとは違って、
ときには激しいシャウト、ときにはしっとり、
感情豊かに歌ってくれる。
もちろん6年も経てば自然と変わる部分もあるのだろうけど。
そんなわけで、僕としては、変わっているから受け入れられないのではなく、
別物として聴いても好きになった。
通勤電車の中の耳元で流れる「この世界はぁ」
の歌詞を心の中でこっそりなぞりながら通うのが習慣になりつつあったりする。
Posted by コバシ at 09時33分 パーマリンク
2007年02月08日(木)
ちいさな幸福 [こんな本読んでみた]
コーヒー豆を買いに行ったときに、コーヒーが煎りあがるまでの1時間で読もうと思って、
駅の本屋の薄い本を探して買ったのが角田光代の新刊だった
(結局その時は読めなかくて、通勤時間の細かい時間をつなぎ合わせて1週間ほどかかった)。
「一番記憶に残ってるデートって何?」
長谷川カヤノが友人に聞くところから始まり、
その質問とエピソードが繰り返し輪になって広がっていくお話。
最後はめぐりめぐってカヤノに戻ってくる。
ここに出てくるデートのエピソードは、少し変わってはいても、
どれも決して派手なものではない、
どこにでも転がっていそうな、どちらかというと地味なもの。
それを角田さんは1つ1つ、丁寧に描いている。
地味にじんわりいい話がつまった本だ。
読みすすめながら、時折、自分自身のことを考えてみる。
いくつかの出会いの頃の鮮烈な記憶をたどってみたりする。
結局のところ、僕らが持つ自分の思い出や記憶の価値は
自分にしか量りきれないものなのだと思う。
特に1対1の恋愛ならなおさらそう。
ものすごいちっちゃな、閉じた世界の、
それでも自分の長い人生の中のたくさんの記憶の中に残る、
ちょっとしたエピソードが、
とてつもなく自分にとってでっかいことだったりするものだ。
あるいは、街を歩くカップルが妙に不釣合いなこと(たいていにおいては彼氏がやたらとダサかったりする)の理由も、
結局は彼らにしかわからない、選んだ理由が特別な意味のあることなのかもしれない。
フリースばかり着ている耕太という彼氏を持つ
カヤノのように。
Posted by コバシ at 09時33分 パーマリンク
2007年02月07日(水)
息切れ中 [きょうのできごと]
熱いシャワーを長めに浴びて、
なんとか目をさます。
週の半ばなのに、もう息切れしかけているみたいだ。
さらに熱いコーヒーを飲んで、
目を覚まして。
行ってきます。
Posted by コバシ at 07時30分 パーマリンク
2007年02月06日(火)
ある日の猫 [きょうのできごと]
玄関のドアを開けると、隣の家のベランダにでーんと構える猫と目が合った。
直立不動なその猫は微動だにせず、こちらを見ている。
もちろん、ニャーと鳴いたりはしない。
「何観てんのよ」
そういわれたような気がして、「失礼しました」とつぶやき、
その場を立ち去る僕。
じゃ、行ってくるぜ。
キミはきょう、何をするんだい?
Posted by コバシ at 02時44分 パーマリンク
2007年02月05日(月)
冬は、もう、明けるのかい [きょうのできごと]
「あったかくなってきたので花粉が心配です」
テレビのキャスターの声に思わず
「あんた、いつ冬がやってきたんだい」と突っ込みを入れたくなる。
でもそういえばもう2月。
長い憂鬱な季節がもうすぐそばにある。
甜茶を飲み始めるのが先か。
それとも病院に行くのが先か。
Posted by コバシ at 00時00分 パーマリンク
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