2007年02月11日(日)
人生ゲーム [きょうのできごと]
渋谷駅で降り、東急でデパ地下惣菜と酒を買いこみ、
田園都市線に揺られて溝の口に住む大学時代の先輩の家を目指す。
たまたま偶然、溝の口の駅を降りたところでぽんぽんと肩を叩かれ振り返ると友人Yくん。
2人してバスに乗り込み、道に迷いに迷った末についた先輩の部屋で待ち受けていたのは、
なぜか人生ゲーム(しかも古いバージョン)。
今日はもともと特に目的もなくまったりする予定だった。
だからもちろんゲームもあり。
僕らは会話もそこそこに、お酒を飲み、料理をつまみ、
ルーレットを回す。
こんなに難しい遊びを小学生のころにしていたんだな、
と株券と約束手形と書かれた紙切れを見ながら思いながらも
10年ぶりぐらいにやる人生ゲームを純粋に楽しむ。
でも、だが、しかし。
どっぷりと日が暮れた帰り道で、
今日僕らが本当にしたかったことはなんだったんだろうと思う。
僕らは時々、こうやってやりたいことを見失ってしまうのだ。
人生ゲームは確かに楽しいけれど、
それ以上に僕ら自身のことをもっと語りあうべきだったんだじゃないかと考えても仕方のないことを思い浮かべたりするのだ。
Posted by コバシ at 01時36分 パーマリンク
2007年02月10日(土)
トラットリア レモン [おいしいご飯&カフェ]
神田神保町の裏通りにある雰囲気のいいイタリアンレストラン。
場所は明大の側の通りを入ったところにある。
御茶ノ水駅前にある画材屋さんがやっているらしい。
このお店、とにかく雰囲気がいい。
なだらかな曲線を描く天井、それぞれが微妙に違うデザインのテーブルとイス、
ややクラシカルで重厚な雰囲気はどこかヨーロッパのレストランのよう。
店員のおじさんの感じもよくて、過剰にならない、ちょうどいい距離の接客をしてくれる。
この日は2000円ほどで、前菜とパスタ、デザートとコーヒーが楽しめるコースをオーダー。
前菜、パスタともに10種類くらいあったかな。
かなり選べる印象で、お値段もバラバラだけど、コースではどれを頼んでもいいとのこと。
前菜は温かいものから冷たいもの、魚貝も肉も野菜もある。
僕は渡りがにのスパゲッティと水だこのカルパッチョをチョイス。
どちらもきれいに盛り付けられていて、味もちょうどよかった。
コーヒーはイリーのエスプレッソ。デザートに選んだパンナコッタもなかなか美味しい。
ふだん使いにはちょっと高いけど、ときどき、
飲み屋ではないレストランで夜、落ち着いて食事がしたいときに
いいお店だと思う。
トラットリア レモン
最寄駅:御茶ノ水 / 神保町 / 小川町 / 淡路町 / 新御茶ノ水
料理:イタリア料理 / パスタ / ピザ
採点:★★★★☆
一人当たりの支払額(税込み):1,000円〜3,000円< br>用途:夕食
Posted by コバシ at 09時31分 パーマリンク
2007年02月09日(金)
Salyuの音楽 [きょうのできごと]
タワレコで、Salyuの新しいアルバム「TERMINAL」を買う。
去年、映画「リリィシュシュのすべて」との思いがけない再開の後に衝動的に欲した、
リリィの音楽の続きが聴きたかったんだと思う。
でも、Salyuとリリィはやっぱり違うアーティストなわけで。
リリィは頭を殴られたような感じ、
Salyuは胸を引き裂かれた感じ。
それぐらいの違いがある。
Salyuはポップ、でも陰のある明るい曲が多い。
MY LITTLE LOVER+リリィ+一青窈の要素がちりばめられているような。
歌い方もだいぶ違って、淡々と歌うリリィとは違って、
ときには激しいシャウト、ときにはしっとり、
感情豊かに歌ってくれる。
もちろん6年も経てば自然と変わる部分もあるのだろうけど。
そんなわけで、僕としては、変わっているから受け入れられないのではなく、
別物として聴いても好きになった。
通勤電車の中の耳元で流れる「この世界はぁ」
の歌詞を心の中でこっそりなぞりながら通うのが習慣になりつつあったりする。
Posted by コバシ at 09時33分 パーマリンク
2007年02月08日(木)
ちいさな幸福 [こんな本読んでみた]
コーヒー豆を買いに行ったときに、コーヒーが煎りあがるまでの1時間で読もうと思って、
駅の本屋の薄い本を探して買ったのが角田光代の新刊だった
(結局その時は読めなかくて、通勤時間の細かい時間をつなぎ合わせて1週間ほどかかった)。
「一番記憶に残ってるデートって何?」
長谷川カヤノが友人に聞くところから始まり、
その質問とエピソードが繰り返し輪になって広がっていくお話。
最後はめぐりめぐってカヤノに戻ってくる。
ここに出てくるデートのエピソードは、少し変わってはいても、
どれも決して派手なものではない、
どこにでも転がっていそうな、どちらかというと地味なもの。
それを角田さんは1つ1つ、丁寧に描いている。
地味にじんわりいい話がつまった本だ。
読みすすめながら、時折、自分自身のことを考えてみる。
いくつかの出会いの頃の鮮烈な記憶をたどってみたりする。
結局のところ、僕らが持つ自分の思い出や記憶の価値は
自分にしか量りきれないものなのだと思う。
特に1対1の恋愛ならなおさらそう。
ものすごいちっちゃな、閉じた世界の、
それでも自分の長い人生の中のたくさんの記憶の中に残る、
ちょっとしたエピソードが、
とてつもなく自分にとってでっかいことだったりするものだ。
あるいは、街を歩くカップルが妙に不釣合いなこと(たいていにおいては彼氏がやたらとダサかったりする)の理由も、
結局は彼らにしかわからない、選んだ理由が特別な意味のあることなのかもしれない。
フリースばかり着ている耕太という彼氏を持つ
カヤノのように。
Posted by コバシ at 09時33分 パーマリンク
2007年02月07日(水)
息切れ中 [きょうのできごと]
熱いシャワーを長めに浴びて、
なんとか目をさます。
週の半ばなのに、もう息切れしかけているみたいだ。
さらに熱いコーヒーを飲んで、
目を覚まして。
行ってきます。
Posted by コバシ at 07時30分 パーマリンク
【 過去の記事へ 】