2007年05月01日(火)
初めての日比谷図書館 [きょうのできごと]
東京に何年も住んでいながら、しかも本作りに携わるものでありながら、
行ったことがないというと叱られそうだけど、
日比谷図書館へ行くのはこれが初めて。
学生時代に図書館言えば大学の図書館か、せいぜい近所の赤羽図書館(ここはそれなりに便利だった)。
社会人になってからは読める冊数が限られているためか、
図書館自体ほとんど行く機会がなく、本屋(古本屋を含む)で買って読むスタイルが定着している。
そんなわけで、初めて足を運んだ日比谷図書館は、古くてボロい(失礼!)ながらも、
とってもワクワクする場所だった。
あらゆる分野の雑誌がズラリと並び、マニアックな専門紙(新聞)が立ち読みできる。
もちろん、本も充実しているし、映像資料の貸し出し(フィルム)なんかもあるらしい。
調べもののついでに……といろいろ見て回りたかったけど
後の予定があったので時間切れアウト。
そういえば、日比谷公会堂も野音も日比谷公園も、
ぜんぶ名前は知っているのに一度も行ったことがなかった。
公園も都会のど真ん中にしては緑が多くて気持ちよさそうな場所。
今度はゆっくり、休日にでも行ってみようか。
Posted by コバシ at 17時12分 パーマリンク
2007年04月30日(月)
まだ知らぬ箱根 2日目 [きょうのできごと]
昨日は、芦ノ湖近くの小さな旅館に宿泊。
このシーズンにしてはずいぶんとリーズナブルで、
時間貸しの露天風呂もあり、食事もまあまあ、
総じてまずまずの宿だったと思う。
さて、今日は芦ノ湖から遊覧船に乗って、元箱根まで。
元箱根には、箱根神社がある。
湖へと続く巨大な鳥居を眺め、そのまままっすぐ続く鳥居を上っていくと、荘厳な雰囲気の境内へ。
歴史を刻んだぶっとい大木やゆるぎない立派な建物に包まれると、
幻想的というか、ちょっと恐いくらいの不思議な空気に包まれてくる。
さて、そうこうしているうちに、すっかりランチタイム。
お腹が空いたらレストランへ行こう。
こういう観光地にはめずらしく、こじゃれたイタリアンレストランが港の近くにあった。
周りには「カレー」や「定食」を掲げる店が圧倒的に多い中、
完全に浮いていたこのお店(アクアパッツァ・テラス)。
忙しくがちゃがちゃとしていたのはこの時期なので仕方ないにせよ、
ガラス張りの明るい店内はなかなか雰囲気もよく、
食事もしっかり美味しかったので満足。
Posted by コバシ at 00時00分 パーマリンク
2007年04月29日(日)
まだ知らぬ箱根へ [きょうのできごと]
近場でどこかに小旅行をしたくなり、用意したのは箱根の旅。
とはいえ、箱根には2度ほど足を運んでいるので、
普通に行ったもなぁと思っていた。
だけど僕が知っていた箱根は、箱根湯本の近くだったり、冨士屋ホテルのある宮ノ下だったり。
そこで今回は行ったことのない、芦ノ湖周辺に足を伸ばすことにしたのだ。
箱根はもっとも行きやすい観光地の一つ。
新宿からはロマンスカーに乗る。
ついたら箱根湯本近くの蕎麦屋でさくっと昼食。
さすがに連休、街はにぎわっている。
バスに乗ってついた先は、このとおり。
駅周辺とはまるで違った、ゆったりとした時間が流れる水辺の静かな場所。
山々に囲まれ、吹き抜ける風が心地いい。
空気もうまい。
湖畔の喫茶店で景色を楽しみつつ一休みしたあとは、
せっかくなので、かわいらしい(というか懐かしい、レトロな感じの)白鳥ボートに乗ってみた。
意外に水面には波がどんぶら、でちょっと恐いかも。
でもゆったり水面を走っていると、風は地上にいるときよりもさらに心地よく、
かなりリフレッシュできた。
Posted by コバシ at 00時00分 パーマリンク
2007年04月28日(土)
銀座探索 [きょうのできごと]
連休初日の午後、僕は新橋の駅に居た。
友人と待ち合わせて、ひさびさにメシでも食おうと約束していたのだ。
長袖のシャツがうっとうしいほどに晴れた空の下、僕らがはじめに向かったのは、
モスバーガー銀座カフェ。
カフェと名のつくとおり、モスバーガーなのにちょっとしたご飯やスイーツも食べれる
おちついたお店になっている。
お料理の味はともかくとして、ゆったりとしたテーブルやイス、やさしい配色の雰囲気はなかなか居心地がいい。
近所のモスバーガーも緑のモスになってからはだいぶいい感じになり、
カフェ感覚でお茶や読書に使えるようになったのだけど、
ここはさらに先をいってるなぁと感心。
その後、銀座界隈をうろうろ。
ここは香港か台湾のマーケットか?と思うような怪しげな高架下のショッピングセンターを抜け、
おしゃれだけと高そうな飲食店をわき目にしつつ、
夕方のおやつの時間のはずなのに、どこの寿司屋も混雑しているのはなぜ?
などと思いながらついた先はあの銀座の不二家。
最近の騒動のおかげでだいぶ注目を集めている不二家だけど、
実は僕にとってはあまりなじみがない。
カントリーマームは好きだし、ネクターは子どもの頃好きだったし、
ペコちゃんぐらいは知っているけど、
ケーキやさんとしての不二家をちゃんと知ったのは上京してからのこと。
Sくんなんかは子どものころ、ケーキといえば不二家だったのだそうだ。
そんなわけで、銀座の不二家に入るのはこれがもちろん初めて。
さすが銀座の不二家、とばかりに清潔で明るく、広々とした喫茶フロアは、
ガラス張りの厨房や銀座の街を見下ろせる窓があって
思ってたよりもいい感じ。
いちごのショートケーキをぱくつき、紅茶を飲み、
ゆっくりたっぷり、銀座のマダム気分で男フタリでまったり会話を。
この4月から夢に一歩近づくべく、新しい仕事に就いたばかりの
友人のSくん。
話は仕事のことやら、あれやこれやといろいろ弾むのだけど、
やっぱり向こうも僕もちょっと疲れているなぁとしみじみ。
「社会に出るのは疲弊することなんだよ」
なんて言葉は嘘だと思いたいけど、
いやいやお互いにちょっと忙しすぎるのかもしれないね。
Posted by コバシ at 21時56分 パーマリンク
2007年04月27日(金)
思わぬ街歩きの機会に [きょうのできごと]
会社へ向かうためにいつものように高田馬場から乗り込んだ地下鉄東西線は、
次の駅、早稲田でいきなり止まってしまう。
「ま、仕方ないさ」と気にせず本をバッグから取り出し、待つこと10分。電車は動き出す。
「よかった」とほっとしたのもつかの間、
またまた次の駅、神楽坂で停車。
何でもこの先で事故だか信号機の故障だかで電車が止まっているらしい。
10分待ち、20分待っても動く気配なし。
繰り返すアナウンスは「今しばらくお待ち下さい」。
暗い地下鉄のホームでいつ来るか(あるいは来ないのか)分からない「今しばらく」を待つよりも、
明るい地上を歩くほうがいい。
そんな判断で飛び出た地上は、思いのほかまぶしく、そして暑かった。
それでも冷たいお茶を買って、会社のある九段下までとぼとぼと歩いていく。
時折、額からだらだら流れる汗をぬぐうと気持ちがいい。
道路わきでは街路樹がすっかり緑に、それもとっても鮮やかに、さわやかに揺れている。
道端の人の服装もだいぶ涼しげになり、手にはアイスコーヒーを持って歩く人もいる。
お昼前の神楽坂はいい匂いのするご飯やさんやら、お茶屋さんやらの匂いも。
右を見て左を見て、たまに空を見上げて歩く中で目にする街の人、木、お店、そんなものすべてがうれしい。
不運と思われた思わぬ電車事故がきっかけで歩くことになった20分ほどの道が、
思いがけず楽しくいい気持ちにさせてくれるなんて、ね。
こういう日常の楽しさをときどきはちゃんと思い出し、取り戻したいと思うのだ。
Posted by コバシ at 23時51分 パーマリンク
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