2008年03月05日(水)
Soul Music, Lovers Only [こんな本読んでみた]
この間読んだエッセイにすっかり気をよくした僕が次に手に取った山田詠美本は「ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー」。
直木賞を受賞した超有名作品。

いやぁ、すごい。
セイフティ・ボックスはすらすら読めるゆるゆるエッセイだったけど、
こっちはピリリとスパイシーな恋愛小説集(各短編のタイトルがSOULの名曲のタイトルになっている)。
20年前の作品だということを考えると、
当時は相当おしゃれというか、かっこいい小説だったんじゃないかなと思う。
舞台が日本じゃないせいもあるだろうけど、
完璧に小説のなかで完結された世界観にぐんぐん引き込まれる。
ごちゃごちゃとした背景をこまごまと描かないで、
とにかくダイナミック。
自分がおとなしめの小説を好んでいたせいもあろうだろうけど、
刺激的でほんとうに鮮烈。
たぶん、その昔の文学少女たちも度肝を抜かれたんだろうなぁ。
Posted by コバシ at 19時49分 パーマリンク
2008年03月03日(月)
今日の晩ごはん メカジキの香草焼き [男のお手軽料理]
魚が食べたくて、冷蔵庫にハーブ(タイム)が残っていたので。
簡単お手軽にオーブン焼き。
魚はメカジキ。
- 付け合せの野菜は少し火を通しておく。きょうはにんじん、たまねぎ、じゃがいも。
- メカジキに塩コショウ。少し切り込みを入れておく。ちなみに塩はもらいもののモンゴル岩塩。これがおいしい。
- オーブンにアルミホイルを敷いて、メカジキと付けあわせを並べる。
- タイムもおく。メカジキの切込みをいれたところにはさむ。
- 全体にオリーブオイルをふったらオーブンでじっくり焼く。
つまりはオーブンに魚と野菜、ハーブをを入れて焼くだけです。
だから手を抜くのにいいかも。
多めに作って残ったらあたためて食べてもいいし。
塩ってすばらしいなぁと思えるシンプル料理。
Posted by コバシ at 20時28分 パーマリンク
2008年03月02日(日)
美しいカフェラテが飲みたくなったら。 ポールバセット [おいしいご飯&カフェ]
新宿野村ビルの地下のひそかなお気に入り、
ポールバセット。
バリスタの世界チャンピオンの経歴を持つポール・バセットさんと、カリスマパティシエの辻口さんが経営するコーヒーショップ。
なんといってもこのカフェラテが美しい。
丁寧にあわ立てて注がれるミルクとエスプレッソ。
味もまろやかで飲みやすくてうまい。
しかも、スイーツとセットで650円。
小ぶりとはいえ、辻口さんのプロデュースのしっかりとしたケーキがつくのだから本当にお得だなー。
店も隣のレストランとシェアしているので、昼間のうちは広々使える。
ガラス窓から注ぎ込む太陽光も明るくて気持ちいい。
新宿でカフェ難民になったときにはここにしよう。
よし決まり。
Posted by コバシ at 01時21分 パーマリンク
2008年02月29日(金)
2008年02月20日(水)
山田詠美のセイフティ・ボックス [こんな本読んでみた]
時間つぶしのために入った古本屋の店頭の、雨ざらしの棚に並んでいた山田詠美の「セイフティ・ボックス」。
購入価格は100円。
実をいうとエイミーの本は買うのも読むのもはこれが初めて。
「山田詠美が好きだ!」という人はまわりにずいぶんいたのに、
考えてみれば意外や意外。
で、中身は何かといえば、エイミーが現代(たぶん)で連載していた、
おじさん向けのエッセイ。
それがものすごいゆるゆる、テキトー感、
気が抜けた感じが全快で爽快!
というわけで、
これまで一度も読んだことなかったのに、すっかりエイミーファンになりそうな私。1冊しか、それも小説もまだ読んでいないのに、「好きな作家」の欄に「山田詠美」と書いてしまいそうな私。
なんて、彼女の文体で文章を書いてしまいそうになるほど、
ツボにはまった。
いやぁこのエッセイはおもしろい。
いまさらにして、これから山田詠美を読もうと思う。
ちなみに、表紙はちょっと気合が入っていてかっこいい。
20年前の本とは思えない。
Posted by コバシ at 19時28分 パーマリンク
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