2008年06月15日(日)
間宮兄弟、明るいオタクと美女たち [映画の時間]
![]() | 間宮兄弟 (2006) 【監督】森田芳光 【出演】佐々木蔵之介 / ドランクドラゴン / 常盤貴子 / 沢尻エリカ / 北川景子 / 戸田菜穂 / 岩崎ひろみ / 佐藤隆太 / 広田レオナ / 加藤治子 / 高嶋政宏 / 中島みゆき / 鈴木拓 |

江国香織原作。森田芳光監督。
ゆるーい、まったりエンターテインメント映画。
べたべたな日本映画だけど、おもしろかった!
とっても仲のいい男兄弟は都内で二人暮し。
兄はビール会社の研究員、弟は小学校の用務員。
休みの日も二人で遊んでいる。
少年のように無邪気で、とにかく仲がいい。
ただし、そんなせいかどうか、彼女はいない。
予告編ではもっと気持ち悪い映画かと思っていたのだけど、
ぜんぜんそんなことはなくてずっとさわやかなだった。
理由はかんたんで、二人が明るい「オタク」だから。
社会性がないわけではなく、他人とちゃんとコミュニケーションする。
部屋はマニアックだけど、湿っていない。
明るい。
久しぶりに見かけた常盤貴子はかわいらしいオトナになっていた。
先入観で嫌っていた沢尻エリカは素直にかわいい。
そしてその妹役、北川景子も。
毎度のことながら、ちゃんと仕事っぷりを見ないとなぁと反省。
じめっとした気分の憂さ晴らしにはぴったり、
今みたい映画にちょうどよく出会った感じ。
サンキュー。
Posted by コバシ at 17時14分 パーマリンク
2008年06月14日(土)
「あの事件」とテレビと山瀬まみ [きょうのつぶやき]
いつものようにご飯を食べながら無目的にテレビを見ていたら、先週の秋葉原の事件についてブロードキャスターが報じていた。
事件が事件だけに、発言には気をつけないといけない。
それは仕方がない。
でも、言葉を慎重に慎重に選んで話すゲストのコメンテータたちは、あまりにも歯切れが悪い。
そんな中、スタジオにいた誰よりもハッキリとした口調で、前を向いてコメントしたのが山瀬まみだった。
「本当にやりきれないことは、誰にでもある。彼にはもっと自分と戦ってほしかった」
記憶に間違いがなければ、たしかこんな発言だったと思う。
ドキッとした。
手にしていた箸を置いて、思わず画面に食いいる。
そしてしばらく固まってしまった。
ショックだった。
そうだ。誰とでもない。
もっと自分と戦わなくちゃ。
このブログはあくまでも「自分」の行動記録や、「自分」が直接感じたり触れたりしたことに限って書こうと決めている。それがブログをはじめたときからのルールであり、スタンスだ。
でも例外的に書いておこうと思う。忘れないためにも(それが山瀬まみの発言だなんて、かっこ悪いことはそうなのだが)。
Posted by コバシ at 23時30分 パーマリンク
2008年06月13日(金)
スタジオボイス最新号「本は消えない」 [マガジン・ラック]
そうだ! そのとおり。
と思わずレジに運んでしまったSV最新号。
内容はリトルプレスや草の根フリーペーパーなど、
数年前の自分的にはどんぴしゃ。
いや、気持ちの上では今でもそうだけど。
海外ものや限定レアものなど、紹介しているのは相変わらずエッジな感じで
気軽さはまったくないのだけど、
カタログ的にビジュアルを眺めるだけでも楽しい。
Posted by コバシ at 23時13分 パーマリンク
2008年06月10日(火)
アイスコーヒー [きょうのできごと]
最近通っていない、やなか珈琲。
ここではアイス珈琲のボトル販売をしている。
店で出しているアイスコーヒーを、
その場でペットボトルにつめてくれるのだ。
1本400円ぐらいなので一瞬高いような気もするけど、
店で飲むことを考えるとかなりお得。
味も下手にがんばっていれるよりいいし楽なので
ついつい近頃はこれに頼っている次第。
Posted by コバシ at 11時03分 パーマリンク
2008年06月09日(月)
パーク アンド ラブホテル [映画の時間]
パーク アンド ラブホテル (2007) 【監督】熊坂出 【出演】りりィ / 梶原ひかり / ちはる / 神農幸 / 越智星斗 / 高木優希 / 光石研 / 津田寛治 |

「ああ、この監督はドラマが撮りたいんだなぁ」と思った(テレビドラマって意味ではなくて)。
「古ぼけたラブホテルの屋上に、公園がある」。
そんな奇抜な設定にちょっと興味を持った。
たぶん、ほかの人もたいがいそうだろう。
タイトルや舞台設定はそんな“受け”を狙ったものなんだろうけど、
中身はもっぱら、まっとうなドラマだ。
家出少女、ホテルに入り浸る女子大学、若妻、
それぞれにそれぞれの事情を抱える彼女たちの短いストーリー(そういえば、全部女性だ!)と少しずつ絡みながら、
主人公であるホテル経営者の艶子(リリィ)の思い、
彼女が過ごしてきた人生の核心に迫っていく。
途中で酔ってしまうほどぶれるカメラ、
大音量で耳が疲れるBGM、荒っぽい編集。
見ていて疲れる点も多いけど、
さびだらけの、古い昭和の雰囲気をうまく映像の“色”で表現することには成功していると思う。
きれいな映画(美しいという意味ではなく)だなぁと僕は思った。
鑑賞後、劇場を後にして気が付いた。
劇場(ユーロスペース)を出た目の前に広がるラブホテル街。
この中に、公園のあるホテルが1つぐらいあって、
セックスとは無縁の人間臭いドラマが繰り広げられているとしたら、
どれだけ世界はおもしろいだろう。
Posted by コバシ at 18時52分 パーマリンク
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